方言変換ツール 忍者方言 笑いの理屈
笑いの理屈
お笑い事務所の若社長、雅夫が芸人のオーディションを開いた。
そこに内の一人の芸人がやってきて。

まさお お笑い事務所ディープわっはっはにようこそ。
私は、この近代におけるお笑いの薄さに敏感に反応し共鳴した。
とにかく、理屈がなさ過ぎる、意味、ストーリー、必然性がない。
こんなお笑い界に誰がした。
お前らだろう?
なら、ケツを拭いてもらおうかな・・・
さあ、一人目の意味深き芸人の猛者よ、出でよ。

芸人 こんにちは、私は、この事務所に憧れ、入社を希望し、来た次第であります。
まさお ほう、そうか、意味深き芸人、名を名乗れ。
芸人 玉金ボーイです。
まさお (にやつく)ほう、何とこのご時世にデカダンスを彷彿とさせる、
いや何と、退廃的なノスタルジーなネーミングだ。
意味深き芸人よ、芸を見せるがよい。

芸人 玉金ボーイ!!(コマネチのポーズ(ネタは常にまさおがガチンコで笑うまで適当に続ける))
まさお (にやつくのを隠しそびれる)ほう、なかなか、玉金という語彙に、
生命の息吹が宿り、デカダンスを繰り広げている。
何と退廃的なワーディングセンスなのだろうか。

芸人 ワーディングセンス?
まさお つまり、バカダンスをしている。そういうことだ。
芸人 バカダンス?
まさお そうだ。お気に召したかな?いや、さあ、次の意味深き芸はどうだろうか?
芸人 玉金ガール!!!(コマネチ)
まさお (にやつくのを隠しそびれる)ほう、玉金とガール、何と反作用的な語彙だろうか、
そしてその手は、包丁で・・蟻をむしりとる感じを表している。
何と意味深きストーリーとメッセージ。バカダンスだ。

芸人 ありがとうございます。
まさお さあ、ほかにあるかな?あるのかな?
芸人 玉金うんこ!!!(コマネチ)
まさお (にやつくのを隠しそびれる)ほう、これまた、バカダンス的な笑いだ。
玉金とうんこ、この色違いのいなり寿司感、恍惚となるわ。
そしてその足、それはくっさい足を彷彿させる。
何という意味深きメッセージだ、足が臭いなんていうメッセージはとてつもない。
すごいぞ。え?足臭いってすごい?待って、いやすっぱいかな?分からんわ。

芸人 ありがとうございます。
まさお さあ、最後に一発ディープ笑いを繰り広げてくれ。
芸人 玉金の総支社!!!(コマネチ(手をビロビロさせる))
まさお (噴出す)なるほど何という玉すだれ感。恍惚となるわ。
この玉すだれ感は宝物の域よぞ?何でかなー?すだれ?何すかそれ?
玉すだれ?どういうことなん?
いや、意味深き笑いだ。
玉金ボーイだっけ?いなり寿司だったけ?足くっさいのは覚えてるんだけど。
えーまってや。
嘘ー。
バカダンス的な笑い、とくと満喫させてもらった。
ありがとう。さあ、最後にこの芸の解説を願おう。

芸人 めっちゃおもろいことしたんやん?
意味なんていらない。
まさお なるほど、君は不合格だ。
めっちゃディープな笑いしないと不合格だ。
芸人 帰ります。
まさお (事務所で一人で噴出す)あー、嫌な時代だ。